2007年11月06日
サイドプレート
実際の兵士やオペレーターが使う装備とサバイバルゲームで使うものとは似て否なる
部分ってありますよね。プレートキャリアに代表される「防弾装備」はサバイバルゲームでは
必要の無いモノですが、イラクでの受傷統計の結果、実際の戦場では非常に重要な装備と
なっています。それでもマガジンポーチなどが取り付けられてベストとして使用出来るので
サバゲで使う「意味」はあるんですが、サイドプレートとなると「コスプレ」にしかなりません。
まぁ、そんな意味の無い装備が逆に「装備オタ」を萌えさせるワケですが。
前後にライフル弾をストップするハードプレートを収納したプレートキャリアは重要な装備として
各ギアメーカーで競作が続いています。ところが構造上、前後面の防護性能が高いのに対し
側面防護が無きに等しくイラクでの受傷統計でも肩口、脇腹への銃撃が致命傷に繋がる事が
確認されています。プレートキャリアの下にソフトアーマーを着用する事で対処しているのだと
思っていましたが、これはどちらかと言うと銃撃によって破損したプレートの破片からの防護の
為であって側面は「気休め」であるとの事です。その為にブラックホークを始めとする各メーカーは
サイドプレートなど、急所防御アーマーのリリースを開始しています。
<PPM エンハンスドサイドプレートキャリア>
ミリタリーDVD GUNNER VOL.5に登場した訓練機関「トリガータイム」のインストラクター
はPPM社のダイレクトアクションベスト(DAV)を着用していましたが脇腹部には
PPM社の通常タイプのサイドプレート&キャリアを装着していました。こちらのキャリアは
PPM製軽量サイドプレート「APMII」専用キャリア。通常キャリアと違いソフトアーマーも一緒に
収納する事を考慮したサイズ、構造となっています。また余剰スペースを利用してユティリティポーチとしても利用が可能な珍しいタイプです。
開口部はシングルジッパーで操作のし易い大型タブですが音を防ぐカバーがあり細かな配慮が
見られます。ゲームには必要でないサイドプレートキャリアですが他の収納機能を追加しているので
コスにも実用にも対応しているってのが言いたいワケですっ!(長ったらしい~)