2008年03月11日
3/10
昨日3/10で東京大空襲から63年を迎えました。
TVでは特番が組まれ経験者の声、詳細な検証により
当時の惨状が生々しく蘇りました。
ミリオタは平和を享受しているからこそ、この趣味を楽しめている事を年に何回かは思い出しても良いでしょう。
今日は日頃ファッションだなんだと騒いでいる自戒を込めて
少々シリアスなお話。
「戦争の善悪」は人間の争いの歴史が始まった頃から論じられ、
誰もが平和を求めているものの争いの種は尽きません。
好むと好まざるとに関わらず、戦場に身を置くものには平等に
「死」の危険が付きまといます。
危険地帯を渡り歩き「戦争プロフェッショナル」を自認する
PMCオペレーターも不死身ではありません。
PMC関連の画像で多くの人の目を引く彼も
既にこの世の人ではありません。
確かIEDによる「殉職」
彼は元米海兵隊員
2004年よりイラクで活動。
2005年、PSD任務中
同じ海兵隊出身の仲間3名と
共に「殉職」しています。
同じ車両で任務中だった彼には
幼い子供が居ます。
PMCに批判的な意見の中に「戦争の犬」という言葉がありますが今や「戦争の犬」はオペレーターが自嘲的に自身を呼ぶ言葉となっています。彼らにも国では平穏な暮らしがあり、家族、恋人がいます。
元軍人であれば「戦場」がリスクの固まりであることは十二分に理解をしている筈ですが、そこを押して敢えて危険に身を置くのは愛する者の為だとあふりかは信じています。「少しでも家族に良い生活をさせたい」平凡な市民の夢を彼らも抱いていると思います。そんな彼らは自身を「戦争の犬」と呼びながら敢えて危険に身をさらします。
戦地に暮らし苦労を重ねる人々にとっては
理解に苦しむ行いかも知れません。
甚だ迷惑な話かも知れません。
しかし彼らとて「民間人」なのです。
市井の人々を巻き込んでいく。
これが戦争の禍々しさなのではないでしょうか。
何かを機会に「戦争」「平和」について思う事は決してカッコつけや偽善ではありません。今の幸せに気付く為の大切な事だと考えてます。