2008年08月06日
PSD
「Tactical Response High Risk Civilian Contractor Training」より
ハイ!あふりかです。
GUNNERがVol.10でTactical Response取り上げるモンだから少々煽り気味ですが、「商売っ気」が足りないとのご指摘もありますんでしつこく行ってみますw
ここ数年、Tactical Responseの様な訓練機関は米国内にゴッチャりと出来まして少々カオス状態なのかもしれません。昔のシューティングスクールは、「警察生活25年っ!」(元ネタ判る方はAround 40認定w)って方が長年の経験で培った射撃技術を教えていたトコが多かったと思います。ところが現在の訓練機関ではこのスタンスですと1年も経たずに「時代遅れ」となってしまいます。
イラクやアフガニスタンだけでは無く、Civilian Contractorが赴くであろう地域は目まぐるしく状況が変化し、「昨日の常識」が通用しないタフな場所が多いからです。
評価の高い訓練機関は「実務経験が豊富なインストラクター」を多く抱え、現地の最新事情を反映させた訓練を提供しています。Tactical Response代表のJ・イエガー氏は2004年7月から翌5月まで、自身が率いるPSDチームでイラク選挙管理委員の警護を行った実績を持ちます。このPSD(Protective Security DetailsとTR webでは説明されています)は米軍の他、あの「グルカセキュリティグループ」との共同任務だったそうで、イエガー氏は目まぐるしく変化する現場の状況と他の機関との調整に高い能力を発揮しました。その際に冗談で出たのがCracker Jihad Tシャツのデザインの元となった「Civilian Contractor組合」の話であったようです。
彼の地での経験を生かした訓練内容は「現役」の多くに支持され、米国内での「リフレッシュトレーニング」(危険地帯を離れソフトになってしまった心に「喝!」を入れる)にTactical Responseを訪れるCivilian Contractorが大勢います。その参加者からも最新の情報を得る事が出来るので訓練内容は常に変化しています。
そんな筋金入りが参加する訓練風景は「面白い発見」にあふれています。
東京マルイさんが発表した「M4 PMC」。確かにHK社製のショートフィクスドストックを装着したモデルが存在しますが、果たしてあの長さで使い物になるのか疑問でした。このコントラクターのM4はHK製では無いですがショートフィクスドストックが装着されています。車列警護時、車内のどの席からでも射撃を行う事が想定されるコントラクターのニーズには合っているようです。
「遮蔽物としての自動車は『最悪』である」とインストラクターは説明していましたが、利用出来るものは何でも使うのは危険からの脱出には不可欠な事でしょう。遮蔽物に張り付いた状態での射撃はサバゲ経験者であれば味わった事があるんじゃないでしょう?この長さだと「幾分か楽」です。
車列が襲撃され負傷者が出てしまった場合、応急措置を現場で行わなくてはならない場合もあります。その際は『最悪』な遮蔽物である自動車で簡易バリケードを作る事もあるようです。
訓練生提供の写真。Thinker Tシャツ
を着てます。実際に現地で着ている画像初めて見ましたw
オフシャル ベースボールキャップ
インストラクター陣は着用者多いのですが参加者が被っているのは希です。白いキャップがインストラクターのようです。こんな混乱の状況での応急処置って、あんまし想像したくないですね。
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2008年08月06日
Medical kit
ハイ!あふりかです。
先ほどまで発送のピッキングを行っていたんですが、
PPMのSAT, Self Applied Tourniquet(止血帯)、
購入されたお客様、全員が2本以上の注文を頂いていて
ビビっていますw
PPM製止血帯であるSATは非常に簡単な作りで、トリグライズを通して出来た輪で出血部位を締め付け止血を行います。ストラップは表裏面に縫製されたフック&ループで固定します。大量出血は生死に関わりますので、とにかく止血する事が重要ですが、その後は部位の壊死を防ぐ為に止血帯を緩め、血液を循環させる必要があります。フック&ループを使用した簡易な構造なのでこの辺りの作業は容易かもしれません。
自前の医療組織を持つ軍と異なり、PMCは現場の医療担当「Medic」にも事欠くそうで、元Medicは報酬面で大変優遇されるそうです。
「ケガと弁当は自分持ち」
弁当は出るのかな?w Civilian Contractorにはこの意識が強く、訓練機関でも盛んに緊急医療コースの募集が行われています。
こちらは「Tactical Response」が販売しているDVD。銃撃による負傷の初期応急治療のインストラクションです。実際のコースでは精肉店で購入したブタさんを使用し、緊急オペの訓練が行われているそうです。
こちらは「Tactical Resuponse Gear」で訓練生向けに販売されている「ファーストレスポンス キット」。セット内容は左上が「ベンチレーテッドオペキット」。銃撃などにより気道が塞がった際の手術用。左下のパックは止血剤。映画「ザ・シューター 極大射程」でM・ウォルバーグがFBI車両から引っ張り出して使っています。そしてお馴染みEMシザースとメディカルポーチ。
このポーチはプラットフォームとポーチをフック&ループで固定していて、使用の際にはポーチを手元に置き、治療を行うことが出来るタイプ。DBT スモールメディカルポーチ&プラットフォームも同じ発想で作られています。DBTはワイヤーリリースなので固定は頑丈です。
軍の兵士がメディックに寄せる「信頼」って相当強いんじゃないかなぁ。メディックのニックネームが「ドク(お医者様)」であったり、周りの兵士に大事にされる話って多いですし。故三島 瑞穂氏の著書を読んでいても、メディックに頼めば大概の不調は「下」も含めて完治したなんて話も出てきます。
そんな頼りになる存在を欠く事が多いCivilian Contractorは自らがMedic並と成らざるを得ないのでしょうね。
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