2008年09月02日
Gear setting
ハイ!あふりかです。
皆さんはMOLLE装備って使ってます?
好みに合わせて自在にアイテムの位置が変更できる仕様は、様々なシチュエーションに対応するセッティングが可能な為にサバゲ装備としても大変人気があります。
そこで問題となるのが個々のアイテムの位置。みなさんは何を参考としてますか?それとも自身が使いやすい位置を確認しながらのセッティングでしょうか?
見覚えのあるヘリが後ろに控えています。以前も紹介した画像。DBTプレデターを装着していますがポーチ類は様々なメーカーの物が付いています。彼らは恐らくBW社アビエーターチーム員じゃないかと思います。DBT RBVの構造はパラクレイト社RAVの面影を残しており、恐らくカマーバンドの構造上、ZIP沿いのMOLLE一列を空けてマガジンポーチを装着しています。マガジンポーチの種別から中央、右のオペレーターは相当数のマガジン携行が可能です。そして中央、左のオペレーターは胸前へのアイテム配置を避けています。
ヘリ要員の場合、危険回避の為に銃口は常に下側を向ける事でしょう。ロウレディ、コンバットレディを常に強いられ、恐らくスイッチも頻繁に行うと思われます。それを考慮するとドアベイガンナーにとって胸前のアイテムは邪魔となる訳です。オペレーターによく見られるセカンダリーの胸前配置が無いのは空中からの支援に、セカンダリー使用機会が少ない→腿位置でも支障ない事からだと思われます。
恐らくアザラシですが、チームは別なようです。軍、それも特殊部隊の小チームの場合、装備の位置を均一化する事で緊急時に備えていると聞きます。無線機やメディカルキットなどの重要は機材、アイテムは、ほぼ同一位置に装着されています。ちょっと脱線しますが、アザラシは腰、足への装備装着を嫌うと聞きます。確かに左チームではサイホルスター装着が見当たりませんが右チームでは2名が使用しています。
装備の選択、装着位置についてはチーム任務の性格により変化しますが、基本的には「代々伝わる」と「現場使用で得た最良と思われる」アイテム、装着位置となるそうです。ですので同じ部隊でもチームが異なると装備についての考え方も変わるようです。
-Intermission-
先日の訓練で、あふりかは大の苦手とする「プライマリースイッチ」を行いました。射撃前の講習では装備を着けずにシングルポイントスリングを使用し、スムーズなスイッチが行えました。思った程困難を感じなかったので「イケるかな?」と思ったのですが甘かったw
PPM DAVを装備しての実射撃では、使用したベスト用シングルポイント(V型)とM4スイベルリング、スリングフックが、スイッチに向いたものでは無いセッティングであった為にタダでさえサイティングに時間が掛かるのが余計に見え難くいって事となりました。
画像は以前使っていたシングルポイント。携行にはイマイチですがスイッチはやりやすい。
相手のいない「コス」であれば参考としたモノに忠実であれば良いですが、「相手よりも早く、確実に」を目指すならば、セッティングを行った後は実戦前に何度もチェック、予行演習的な練習を行う事で不具合を解消したほうが良いでしょう。あふりかは今のセッティングでスイッチやれば「カモ」です。直ちに仕様変更するつもりです。
「使いずらい!」 道具のせいにするのは簡単なのですが組み方一つで解消する問題もあります。海外画像を参考とするのは良いのですけど日本人と欧米人とでは体格も異なりますからねぇ。
使用者が使いやすく組み上げられた装備は機能的であり美しいことでしょう。
みなさんも「自分だけにあったセッティング」を目指し頑張りましょう!
あふりかも頑張っちゃいますw
2008年09月02日
Stimulation to brain
Magpul Dynamicsより
ハイ!あふりかです。
昨日に引き続き「訓練ネタ」です。
ちょっと視点を変えたお話w
人間って考えれば考えるほど「良くできた生き物」ですよね。感覚器官から得た情報を脳で処理して即座に体が反応するのって、普段は全く意識してませんが改めて考えてみると素晴らしい構造だと思います。
この素晴らしい構造には「学習能力」があり、同じ動きを重ねる毎にそれはスムーズになっていきます。研究が盛んになってきているロボットや人工知能も「人のレベル」へ到達するのは並大抵の事では無いんじゃないかと思います。
ところが、何度も練習を積み重ねて非常に効率的になった動きにたった1つの動きや「情報」を加えるだけで「脳」は混乱を起こします。
先日の訓練でターゲット射撃を行った際、最初は1つのターゲットを合図と共に射撃します。慣れてくると確実にターゲットを捉える事が出来るようになります。しかしターゲットの数が増え、順序を設定するとトタンにターゲットをハズし始めます。新たな情報の処理に脳が混乱し、正確な動きを伝達できない現象です。
走り込みながらの射撃、バリケードの使用、プライマリースイッチ等、情報が多くなればなるほど的確に的を捉える事は困難となっていきます。しかし反復練習を行う事で命中数は徐々に向上していきます。
あふりかはプライマリースイッチが非常に苦手で、サバイバルゲームでも滅多に行いません。「当てられない!」って諦めがあった為です。訓練では参加者の中で一番ヘタクソだったと思いますが、回数を重ねると徐々にターゲットを捉え始め、設定時間内に納まる射撃も出てきました。コレは自分でも驚きでした。
「先生」の指導の中で、あふりかが非常に驚いたのがタクティカルテクニックの中には「脳への刺激」も考慮したものが数多く存在する事です。非常に混乱しやすい脳へ、なるべく余計な刺激を与えず、情報処理のし易い動きや構えを採る事で精度を増す。これは「目から鱗」のお話でした。
現在、タクティカルシューティングで一般的となったフォーム「アイソサリー」。「Isosceles triangle(二等辺三角形)」が名前の由来で銃を構える腕を真っ直ぐに伸ばす事で出来る「三角形」から命名されてます。あふりかは「ウィーバースタンスよりも左右の動きに対応しやすい」から普及したと思っていました。しかし、恐らく左右均等に近い「視覚」を得る事も大きな役割を果たしているんではないかと思います。
強力な武器であってもターゲットに命中しなくては意味がありません。精度があってこそのパワー。そのパワーを生かす為には「銃の精度」のみならず「自分自身の精度」も不可欠であると気付くことが出来ました。正しいフォームと、それは何故必要なのかの理由を知る事は重要ですね。
訓練って楽しいね!
それを踏まえて見ると「超人オリンピック」に思える
マグプルダイナミクスw