2008年05月23日
PMCスタイル-VOLK パンツ編-
左:DVD「GUNNER Vol.8」、DVD「CQBベーシックマニュアル」に登場した訓練機関LMS Defense トレーニングディレクター John Chapman氏 右:LMS Defense訓練参加者
彼の被るキャップに注目。「VOLK Tactical Gear」ダス!
ハイ!あふりかです。
PMCスタイルに関してグダグダ言う4回目。
本日は、「大阪から世界に発信するタクティカルギアメーカー」、VOLK Tactical Gear製パンツについてクダをまいてみましょう。w
VOLK Tactical Gearはミリブロでもブログを公開中ですんで ご存知の方も多いと思います。「大阪から~」ってキャッチフレーズは、あふりかが勝手に言ってますがコレ、「本心」で言ってます。
VOLK Tactical Gear製品は、デザイン・製作を担当するOXGEN氏と、部材調達を担当するNAO氏2人の手により造り上げられています。お二方共に大のサバゲファンであり、エアガン、装備の造詣がヒジョーに深い。VOLK Tactical Gear製品に見られる「かゆいところに手が届く工夫」は、2人の経験、知識の集大成である事は間違い有りません。OXGEN氏考案のデザイン、ギミックには毎回唸らされますし、NAO氏の部材知識、選択には本当に勉強させられます。
現在販売中のタクティカルパンツはVer 2。先のVer 1は買いそびれてしまいましたんで比較が出来ません。よって今回はVer 2に関しての記述となる事を前もってお断りしておきます。
VOLK タクティカルパンツの大きな特徴の一つが「素材」です。5.11、ウーリッチ、BHIはタクティカルパンツの素材として「コットンツイル地」を採用しているのに対してVOLK タクティカルパンツ Ver2.0は「コットンダック地」を使用しています。あふりかはお洒落オンチですんで「コットンダック地」なるものが判りませんでした。
「ダック地」とは「帆布」とも呼ばれており、その名の通り、昔は帆船の帆に使用された生地です。風を捉えやすいしなやかさと強度が特徴です。現在のアパレル業界では「ツイル地」製品が大勢を占めていますが、「ダック地」は柔らかな肌触りでありながら強度のある素材として見直されており、レトロ調デザインの製品に採用されるなど「お洒落さん」には注目されている素材です。
タクティカルパンツは「動きやすく、耐久性に優れ、収納力がある」事が求められています。VOLK タクティカルパンツ Ver2.0もこの要求を満たすデザイン、ギミックを備えています。
タクティカルパンツのポケットの特徴は大きく割れた「Vカット」。前後ポケットの口を大きくする為にV字型にカットしています。各社、このV型には拘りがあり比較してみると微妙に角度が変えてあります。個人的な感想ですがVOLK タクティカルパンツ Ver2.0のVカットは幅が広く他社に比べて手が差し込みやすくなっています。顕著に感じるのが自動車乗車中に財布を取り出す時です。深いカットの為に座った状態でも後ろポケットに直ぐに手が差し込めます。
フラップ付きのポケットでは他社に見られないホリゾンタル(水平)ポケットを備えています。用途は様々ですがキーホルダーをジャラジャラと提げたく無い時はこのポケットは便利です。イスに座る際も邪魔に成らず音も防げます。5.11では左腿のみ配置されているセルフォンポケットは両腿にあります。ウーリッチ、BHIも両側配置としておりサイホルスター使用時に利き手に関わらずポケットの使用が可能です。セルフォンポケットの両側配置は今やタクティカルパンツのトレンド(死語)となっておりVOLK製もシッカりと押さえています。
他のパンツも所有している人は見比べて欲しいのがフラップに縫製されたフック&ループ。他社がフラップ側に♂、パンツ側に♀を縫製しているのに対してVOLK タクティカルパンツ Ver2.0は逆にしています。例えばノーメックスグローグ着用時にフラップを開放しようとするとフラップ側に♂が縫製されているとグローブに引っかかる事があります。素手の場合は「ザリっ」とした感触が残ります。VOLKはコレを逆にする事で違和感を避けています。感覚的なモノかも知れませんがフラップを開放する抵抗もVOLK製の方が強く感じ、ポケット収納物の紛失防止に一役買っていると感じます。
5.11、ウーリッチがインナーニーパッド対応としているのに対してVOLK タクティカルパンツ Ver2.0は外側にパッドスペースを設けています。好みの出るトコロですが、デザイン上のアクセントとなっていると共に膝部の補強も兼ねています。この方式はT・A・D GearのFORCE-10 ユティリティカーゴパンツも採用しています。OXGEN氏のマニア魂が見えるトコです。
さて、提灯掲げるつもりは無いのでちょっとゴーマンかまします。
タクティカルパンツとしては新機軸であるダック地は履き心地が大変良いものの、生地自体の目がツイルに比べて粗いものとなっています。ここで発生する問題は「縫製」。目の粗い生地を縫製している為に糸留めがツイル製品に比べて若干弱くなります。実際にあふりかが着用しているパンツは、右セルフォンポケットを車のドアに引っかけた際に縫い目がほつれましたし、着用、洗濯を繰り返したところ股の縫い目が一段ほどけてしまいました。縫製に太く強度と高い糸を使えば良いのかも知れませんが、そーすると肌との摩擦で違和感を感じてしまいます。幸い、ダック地は柔らかく簡単に針が通りますので、あふりかはチョイチョイと縫ってしまいました。(小学校時の家庭科はAでした)
ツイル地ではこうは行きません。生地自体が破れる事が無いのを考えると、ダック地使用は「アリ」ですし縫製の手直しも簡単です。履き心地の良さがこれら問題に優さると考えます。
(こーゆーのをツンデレって言うの?)
イマイチ「モッタイナイ感」があってゲームで着用していないんですがVOLKのOXGEN氏、NAO氏はバンバン履いてゲームに出ています。あふりかも次回ゲームでは上下VOLK製品でヤッてみようと思います。ちなみにTOP画で訓練参加者が被るVOLKキャップ、あちらで非常に好評。「スカルマーク」の本場でもVOLK製品のデザインは「Cool!」と評価されてます。
「大阪から世界に発信する」は現実のものとなろうとしています。
今後もVOLK Tactical Gearから目が離せません。
(綺麗にまとまった!w)
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お世話になります!
只今密談中です・・・。