2008年06月20日
傭兵の死
伝説の傭兵「ボブ・マッケンジー」(後列右から3人目)
ハイ!あふりかです。
数々の戦場を渡り歩くPMCオペレーターや有名傭兵も決して不死身ではありません。
行方不明や非業の死を遂げる者は少なくありません。
旧ローデシアは慢性的な人員不足の為に傭兵募集を行っていたのは有名です。
そして世界各地から多くの腕利きが集まりました。
中でも伝説的な人物がロバート・マッケンジー(Robert –MacKenzie)。
彼は米国人であり1965年米陸軍に入隊しベトナム戦争を戦っています。
1970年ローデシア陸軍に入隊 RhSAS(ローデシアSAS)に在籍し数々の特殊作戦に参加。確か最終階級は大尉。ローデシア軍は恒常的な人員不足もあってか大尉、中尉クラスでも小規模部隊を率いて激しい戦闘に参加しています。まるでジオン軍w 彼の活躍は「SAS大事典」にも詳しく記載されています。
ローデシア戦争後は中南米、東欧で戦い1990年以降、恐らく個人契約でシエラレオネ軍の指揮官(中佐)として着任。1991年反政府勢力RUF(統一革命戦線)が首都フリータウンに迫りシエラレオネが契約を結んでいたPMCグルカセキュリティーグループ(GSG)の「社員」らを率いて首都防衛戦を繰り広げますが待ち伏せ攻撃に遭い戦死。
伝説的傭兵の死はRUFを狂喜させ、その遺体が食される悲劇を引き起こします。
この一件を以てGSG社はシエラレオネとの契約を解除。代わって首都防衛を果たしたのがエグゼクティブアウトカムズでした。
英雄の死と言うものは呆気ない事が多いのですがロバート“ボブ”マッケンナの死はローデシア時代の凄まじい活躍を考えると非常に残念です。あふりかが好きな南ア伝説の男フランツは南ア陸軍、南ア警察、KOEVOETを渡り歩き、不正規戦のエキスパートでしたが、なんと非戦闘中の後方における交通事故で死亡。
因業な稼業である為なのか、常に危険と隣り合わせだからなのか、「ベッドの上での安らかな死」は難しいようです。
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モノクロ画が授勲の様子です。