ミリタリーショップ パラベラム FOB「ミリブロ」

レバノンを視察するイスラエル首相ペレス（当時）と
警護の兵士。ボディーアーマーにはEHODベストのポーチが縫いつけられ、ガリルにはフォアグリップが装着されている。アーマーベスト、RISが生まれる前1980年代の事。

ハイ！あふりかです。
熱は無いようですが頭ガンガンしてますw

本日もなーんも考えられないから
考えも纏まらないままの話題でご勘弁下さい。

さて、さっきちょっとTVで対テロ委の放送を見てたんですが
相変わらず☆主☆はワカランチンな事言ってますなぁ。
カネと地盤で成れる「政治家」はイランね。
自☆党もそうだけど仕事師「政治屋」が必要だと
つくずく思います。

「危機」と言うものを感じず何十年と来てしまった国もあれば、
建国以来、危機と隣り合わせなんて国もあり、
人生色々、お国も色々です。

中でも様々な理由から国際的に孤立してしまった国家ってのは
自衛、国家存続の為に政治家、国民、役人が遮二無二なって
働きます。極論ですけど「国家の危機」は国を強くします。
まぁそれも、そこに到るまでの努力や覚悟があるかなんですけどねぇ。

かつて「世界の嫌われ者」として国際的孤立を余儀なくされた国と言えば、アパルトヘイト政策により国連から制裁措置を受けていた旧南アフリカ、パレスチナ問題への強硬姿勢から国際的批難が強いイスラエル、「2つの中国」問題で国際舞台から弾き出された台湾（中華民国）でした。

世界の嫌われ者であったこの3国、政治、経済、軍事で協力体制を保っていたために「嫌われ者同盟」と呼ばれていました。中でも南アとイスラエルは深い繋がりがあり、両国が協力した結果、2国共に核兵器保有国（南アはその後放棄）となった事は世界を驚かせました。孤立国家を作ってはならない良い例だと思います。

左チーター　右ミラージュ
左オリファント 右センチュリオン

地政上、連携の獲りにくい台湾に比べて、南ア、イスラエルの協力体制は「ヒト、モノ、カネ」で深く繋がっており軍事面はそれが顕著に見られました。南ア空軍のチーター戦闘機（ミラージュベース）や陸軍オリファント戦車（センチュリオンベース）はそれぞれイスラエルがベースとなった兵器を運用していた為に近代化には技術供与があったと推測されています。

1980年代に南ア正式ライフルとなったR4は
イスラエル製ガリルを基にしています。
基幹小火器が同様のものになれば、自ずとそれに伴う装備類も似たものとなりますが、そこはそれぞれの事情が反映したものとなっていました。「戦時状態」が長かった為か両国の装備は非常に実戦向きで、当時の2大国米ソのそれよりも先進的であったと今も感じます。

金門砲戦
この「嫌われ者同盟」、周囲を敵性国家に囲まれていたり、何時攻め込まれてもおかしくない状態にいましたしたが、いざ戦闘となった際には非常に強力でした。台湾（中華民国）は金門島の攻防時、砲撃戦で人民解放軍に撃ち勝った実績をもっていますし、イスラエルの中東戦争における伝説は数知れません。南ア軍、兵器は独自の発展を遂げ、昨今米軍で採用され、イラクに投入されている対地雷車両の多くは南ア製をベースとしています。

大国追従、国際的孤立、どちらも国家の歩む道としては良き選択ではありません。決して嫌われ者同盟のようなものに属す事があってはなりませんが「危機意識」は強く持たなくてはならないと思うんですがどーでしょうか、まんがさん総理？

八二三炮战


-秋のPMCスタイル-