2008年01月31日
本物に学ぶ2
(BW社オペレーター)
PMCコス推進委員会のあふりかです。
本物のPMCオペレーター写真を参考に
コスを考察する第二回。アパレル編です。
PMCオペレーターのメインの仕事は「警備」。
警備の方法は色々とありまして、
対象、場所、移動手段、移動先など様々な条件で異なります。
コス的に大きく分ける事が出来るのが、
「ロウプロファイル」:周囲から目立たず「脅威」との遭遇を避ける警備方法。
「ハイプロファイル」:警備実施、武装を誇張し容易に攻撃が出来ないよう威圧する警備方法。
の2スタイル。
「ロウプロファイル」は武装が目立たず、周囲から浮かないシルエット、カラーの服装が多く、
「ハイプロファイル」はその辺の気遣いが全くなく、着用者の好みが反映されています。
TOP画像はロウプロファィル時に多用される「ジャーナリストスタイル」。
元々はCIAのカバー要員らがサファリベストやフォトグラファーベストを使用していた事から
発生したと思われるスタイル。代表的な5.11タクティカルベストを一躍有名にしたのが
アフガニスタンのカルザイ暗殺未遂事件。警護していたSEALs隊員が着用していた映像、
写真が世界中に配信されて俄然注目されるようになりました。。
ちなみに、一頃10.5inchバレルM4を「デブグル」と呼んでたのは
この事件の際にSEALs隊員が使用していた事からだったと思います。
5.11タクティカルベストよりも普及率が高いのが5.11タクティカルパンツ。
絶対に「イラクのしおり」に『かならずもっていくもの 5.11たくてぃかるぱんつ』って
書いてあるんだと思います。
上はBW社の訓練施設での写真。
数あるタクティカルパンツの中で5.11パンツの特徴は右ヒップポケット上にある
「ユティリティストラップ」の存在。あふりかは何時もミニカラビナを利用したキーホルダーを
ここに引っかけています。5.11の母体「ロイヤルロビンス」は元々ロッククライミングなどの
アウトドアで役に立つウエアを製造していたので、恐らくカラビナなどの山岳アイテムを
ひっかけて置く為のストラップだと思います。
これもBW社での訓練風景。
面白いことに上衣の代表的なものをみんながそれぞれ着てます。
先頭 5.11タクティカルシャツ
二番手 メーカー不明タクティカル系ポロシャツ
三番手 市販ストライプシャツ
四番手 恐らくエリの感じ、カラーから5.11プロファッショナルポロと推測。
五番手 これもちょっと判りにくいけど、しわの寄り方とカラーから
5.11 ショートスリーブルーズシャツじゃないかな。
六番手 遠くて判りません。でもタクティカル系シャツ。
ポロシャツ、タクティカルシャツはロウプロファイルでの着用が多く見られるけど、
訓練時は関係ないかな。
注目は五番手着用のシャツ。
ちょっと前まで、アンダーアーマーを筆頭に
体温調整を助ける「ハイテクウエア」が人気あったようです。
アンダーアーマー着用の有名な写真。いいなぁFNMAG。
PMCオペレーターだけでなく軍の兵士にもこの手のウエアは人気があったんですが、
IED(簡易爆発物)による事件が多発しはじめると、爆発火炎でウエアが溶けてしまい
皮膚に張り付く事で火傷が酷くなる症例が多くなり敬遠されはじめました。
5.11は比較的早く対火性ウエアを開発、販売に漕ぎ着けています。
5.11 FLASHモックロングスリーブ
5.11FLASHクルーショートスリーブ
アンダーアーマーも確かもう販売しているはずです。
う~ん、イカす。ただこの格好は少なくても「マッチョ」くらいじゃないと似合わない。
あふりかみたいに「ファッチョ」だと水風船が歩いてるみたいになります。
ソフトアーマー必携になります。
ちょっと余談ですけど、PMCオペレーターが好むラフな服装にTシャツがあります。
イラクでの写真で多いのが「白い」Tシャツ。目立つんじゃないかと思いますが
着用例が非常に多い。大抵は「ハイプロファイル」時の服装です。
これは好みなどの問題では無く容易に入手が可能で、使い捨てできる安価なもの
を大量購入するからではないかと推測してます。
PMCオペレーターは装備、服装ともに
自由なんですが、そこには「無秩序の中の秩序」
ってものがあるようです。
オマケ画像
コメントへのアンサー。
左 カーキ
中央 ウォールナット
右 ツンデ・・ツンドラ
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!
特別に画像公開シル。
携帯画像だから・・・。
ウォールナットはまだ
サイズがデカいのしか無いよ。
今月は3日(天気が・・)
と16日かな。
って言うかメールか携帯に連絡しなよ。(笑)